WSL JAPAN/ASIA TOUR
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地元の応援を背にうけローカルヒーローの田嶋鉄兵が激戦を制す!

2018年 5月20日(日) 千葉県釣ヶ崎海岸

田嶋鉄兵と安井拓海がASIA JAPAN TRIALを制し明日から始まる本戦へと駒を進めた。

志田ポイントにて明日からメインイベントとなるる「GATCHA ITCHINOMIYA CHIBA OPEN powered by Gravity Channel」への2枚の出場権をかけたASIA JAPAN TRIALSが開催された。この予選で優勝するとメインイベントのラウンドオブ96、2位になるとラウンドオブ144への出場権が与えられる。本戦へ参加するための2つの枠を獲得すべく、釣ヶ崎海岸、通称"志田下"ポイントで38人の選手たちが熱い戦いを繰り広げた。そんな中、ローカルヒーローの田嶋鉄兵が激戦を制し見事本戦のラウンドオブ96へ、2位の安井拓海がラウンドオブ144へと駒を進めた。

ファイナルではヒート前半に高得点を出した田嶋選手が他の選手を大きく引き離したために、2位争いが熾烈なもとなった。ヒート前半は河谷佐助選手が2位をキープしたものの、ヒート後半に佐藤魁が2つのメジャーマニューバーで逆転したと思われた直後の試合終了直前に安井選手が高得点を叩き出し、劇的な逆転を見せた。

朝の7時には、強い北東のオンショアが吹き荒れる中で始まったトライアルラウンドは、かなりタフなコンディションであった。波はまとまりに欠け、強いカレントによってポジションの維持が困難な状況であった。このような厳しいコンディションの中でも抜群の安定感を見せていたのが本戦へと進んだ2人である。

田嶋鉄兵は一宮が地元ということもあり、波を知り尽くしており、冷静さを保ち一つ一つの演技に迷いがなく、キレのあるライディングを見せていた。今回の参加者の中ではベテラン的存在であったが、幼い頃から培ってきた地元の波の感覚と熟練のコンテストスキルで若い世代を圧倒していた。

試合後のインタビューで田嶋選手は『まさか自分が本戦に進むことができるとは思っていませんでした。ただ、せっかく素晴らしい舞台で戦うことができるのであれば自分の力をしっかりと発揮したいです。』と熱い意気込みを語ってくれた。

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田嶋選手 / © WSL Asia : K.Kawana

そしてもう一人本戦へ駒を進めたのが安井拓海選手である。昨シーズンからの好調を維持し今大会でも筆頭の優勝候補であった彼は惜しくもファイナルで田嶋選手を前に2位に屈したが、ファイナルまでは圧巻の力強さを披露していた。他の選手と比べても圧倒的にワイプアウトする回数が少なく、限られた良質な波にアグレッシブに技を切り裂きながらも抜群の安定感を見せていた。離れた場所から見てもスプレーの飛び方でその出汁し主が安井選手であるのがわかるほど美しいラインを描いていた。
安井選手は『今回は自分にとって久しぶりのQSなので、今の自分の実力が世界の舞台でどこまで通用するのかを試したいです。』とすでに明日から始まる本戦に気持ちは切り替わっていた。

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安井拓海 / © WSL Asia K.Kawana

今回の試合は田嶋や高梨直人といったベテラン的存在のサーファーから鈴木仁、小笠原由織、村田嵐といった次世代の日本サーフィン界を引っ張って行く存在となるようなハイレベルなジュニアサーファーまで幅広い年齢層が登場してくる。ジュニア世代の中でもとくに上山キアヌ、平原颯馬、古川海夕はセミファイナルまで駒を進めるなど、ベテランサーファーに劣らない素晴らしいサーフィンを見せていた。今回は本戦に出場することはできなかったが若手の健闘を大いに讃えるべきでもある。千葉がホームポイントの古川選手はセミファイナルで同郷の先輩にあたる田嶋選手を前に惜しくも敗北を喫したが、試合後のインタビューで『田嶋選手の試合前のオーラがすごかったです。』と語り、先輩とのヒートで刺激を受けたようだ。

明日のファーストコールは6:30です。